5年ほどまえ、ビカクシダ(コウモリラン。ビフルカツム)を板付けにしました。
しばらくは順調に育っていたのだけれど、なんともかんともうまく育ちません。その理由と対策を考えてみました。
■ ビカクシダの板付け失敗の理由(1) 意外と日光好き
ビカクシダって、コウモリランという別名があるくらいだから、「シダとかランとかを育てるように扱えばいいのかな」と思っていたのだけれど、どうやら微妙に違う模様。
実際には、ビカクシダはシダやランよりずっと日光好きですよね。日のあたらない明るい場所(=胡蝶蘭がよく育つ場所)に板をかけていたら、だんだん元気がなくなってきました(涙)
■ ビカクシダの板付け失敗の理由(2) 片側だけ成長する
ほかの植物と同じで、ビカクシダも光に向かって葉を伸ばします。なので、窓の「横」に板をかけると、光に向かって片側だけ成長するという当然の事実……(汗)
鉢なら、その場で回転させて光を調整すればいいけれど、板付けだとむずかしいっ。窓の反対側に板を移動できればいいんだけど、必ずしもそうできるわけでもなく……。
■ ビカクシダの板付けに変わる「ハンギング」での育て方
そんなこんなで、板付けのビカクシダってかなり置く場所が限られるということに、実際に育ててみて気づきました。
そこで、「壁にかける」という制約から自由になるため、板から外して明るい窓際にハンギングすることに↓
株元に水苔を含ませ、麻ひもで巻いてお団子状にして、カゴ型プラントハンガーに入れています。
ここなら日に当てやすいし、ときどきくるくる回して成長のバランスをとることも可能です。板がないのでこのままザブンと灌水しやすくなったのもよかった^^
板付けではなかなか上手に育てられなかったビカクシダですが、カゴ住まいになってからむくむくと元気をとりもどし、葉もしげしげしてきました。
植物って手をかけると、素直にかえしてくれるから癒されますよね^^ これからもすくすく育ちますように。
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