以前、片づけが苦手な人は「奥行きのある収納スペース」を使いこなすのがむずかしい、という記事を書いたことがありました。
>>>片づけが苦手な人は避けた方がよい、3タイプの収納スペース
それとは逆に、浅ければ浅いほど使い勝手がよくなるのかというと、そうでもないように思います。よく、片づけでお悩みの方が「洗面所の鏡裏の収納が使いづらい」とおっしゃるのを聞くからです。
わたし自身も、収納スペースについて構想するのは好きですが、日々の暮らしの中で片づけに手間がかかるのは苦手なので、「そうやんな」と思います。
そんなわたしが、鏡裏収納で気をつけている点は、
の5点です。
ここでは鏡裏収納に特化して書きましたが、わたしの収納はだいたいなんでも↑この考え方に沿っています。
その人の身長や関節の可動域などによって、ものを手に取りやすい場所は変わってきますよね。几帳面なタイプか、そうでもないタイプかによって、収納方法も変わります。
洗面所で何をするのかも、その人によって違います。「わたしはドライヤーを使うけど、夫は使わない」などの行動の違いによって、ものの配置が変わります。
ものを混在させると、ものを探すのも戻すのも大変になります。気づけばだーれも使っていない死蔵品……にならないよう、スペースを仕切って、ものの管理者を明確にしておきます。
収納の美しさにこだわるあまり、中身の見えないボックスやミニ引き出しにものを入れたり、お揃いの容器に詰め替えたりしすぎると、どこになにがあるのかひと目でわからなくなります。
直置きする場合でも、ものをレイヤーにして収めすぎてしまうと、出し入れの負担増に繋がるので避けたいところです。
洗面所のように「作業スペース」を兼ねた収納スペースでは、収納力より日々の使いやすさを優先したほうが、結果的に扱いやすいように思います。使用頻度の高い一軍以外は、別の場所で管理するのも「手」かと思われます。
……鏡裏収納って、すごーーく広いおうちでも横幅3メートルもないような気がします。そう考えると、片づける量的ハードルはまぁまぁ低め。なのに毎日使う場所なので、ここが使いやすくなると、日々の暮らしの快適度は劇的に上がります。つまり、片づけの投資対効果が高い場所なのかも?と思います。
鏡裏収納はあるものの、なんだか洗面所が使いづらいな〜と感じる場合は、この週末、ちょこっと見直してみてもいいかもしれませんね。
こちらも参考に↑
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