1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から今年で20年。神戸市は、震災の記録写真をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供するサイト、「1.17の記録」を開設しました。
サイトより引用:
神戸市では、市が保有するデータを誰もが自由に利用しやすい形式で提供し、広く活用していただく「オープンデータ」の取り組みを進めています。
その一環として、阪神・淡路大震災の記録写真をオープンデータとして提供するサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」を制作しました。
当サイトでは、阪神・淡路大震災の発災直後や復旧・復興の様子など約1,000枚の記録写真をご覧いただけるとともに、オープンデータとして提供しているため自由に二次利用していただくことができます。
平成27年1月17日に震災から20年の節目を迎えるこの機に、震災の経験や教訓を継承するためぜひご活用ください。
わたしの実家は大阪です。震災が起きた瞬間、わたしは自宅のベッドのなかでした。目覚まし時計が鳴って、「そろそろ起きようかどうしようか…」と、もぞもぞしていたところ…大きな揺れを感じました。長い、長い、激震でした。「大阪に大きな地震はこない」という幻想を抱いて暮らしていたわたしは何が起こっているのかまったくわからず、文字通り微動だにできませんでした。
地震だけでなく、さまざま災害が「起こる確率」について論じられることがありますが、見慣れた神戸の街が見慣れない姿に変わっているのを目の当たりにした瞬間、災害の確率は微妙な数字の差ではなく、「遭う」か「遭わないか」の2つしかない…と強く感じました。そしてそのとき、たまたま直接の被害に遭わなかったとしても、それはほんの紙一重の差。だとしたら、災害に「遭わない」という前提で暮らすことが、なんと危ういことか…。
そんな体験をしているわたしなのに、阪神・淡路大震災から20年たった現在、どの程度の備えができているのかというと…。自分の楽観的な記憶力に反省しきりです。もちろん、災害や事故などに完全に備えることはできません。でも、0より1でも2でも、できることをやっておきたいと、改めて考えた次第です…。
今日は朝から、aさんと恵比寿で打ち合わせ。その帰り道、ビルが真っすぐ建っていることのありがたさをしみじみと感じました…。
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