赤ちゃんがいる家の「片づく」「片づかない」は、夫の帰宅時間と深い因果関係があると感じている片づけのプロとして、昨日の法改正には思うところがありました……。
* * *
生活していると、やらなきゃいけない家事って多いですよね。
そこに育児が加わると、とくに子どもが小さいうちは本当に大変。
「片づけ」は重要だけど、「今日いますぐ」やらないといけない「料理」や「洗濯」みたいに急ぎじゃないので、後回しになりやすいのは当然だろうと思います。
うちなんか、子どもが9歳(小学3年生)になった今でも、寝る前に夫=子どもの水筒を洗いつつ麦茶を仕込みながら、わたし=洗い上がった洗濯物を浴室に干しながら、「生活するって大変だよねーーっ」としみじみ言い合ってますから(汗)
……にもかかわらず、子どもが小さいうちから自宅がそこそこ片づいていたのは、わたしが個人的に片づけが得意というのもあるけれど(自画自賛)、実はそれはオマケみたいなもので、「その時間があった」というのが一番おおきいと思っています。
ひとり暮らし歴の長い夫はもともと普通に家事をしていたうえ、子どもが生まれる前から育児にも参加する気満々。
産後、ほんとうに毎日早く帰宅しておりました(わたしが不妊治療を経ての高齢出産だったということもあるかもしれない)
いま尋ねてみると、早く帰りたかった理由は「子どもと一緒にお風呂に入りたかったから」ということのようですが(わたしが心配だったわけじゃないんか)、そのおかげで育児だけでなく家事への参加率も相当にあがりました。
時間に少しの余裕がある(=気持ちにまで余裕が生まれる)と、なにがいいって、
「片づけに時間を投資しておくか」という気持ちになって片づける
↓
片づいていると探し物だけでなく動きの無駄が減るから一層時間に余裕ができる
↓
「子どもの成長に合わせて家を見直しておくか」という気持ちになって片づける
↓
大きくなった子どもも家事に参加するから一層時間に余裕ができる
といった好循環を生み出しやすい点かと思います。
でも、世の中には家事育児に参加したいと思いつつ、早く帰れない男性も大勢いるという事実……。
「残業する=がんばってる」という評価で、「家事育児のために早く帰る=出世から外れる」という呪縛が、いまだに根強く残っている会社も、まだまだまだまだたくさんあります。
昨日、「改正育児・介護休業法」が成立し、男性も子どもの誕生後4週間の「産休」を取得できるようにするというニュースを見ました。
>>>男性も「産休」最大4週間、22年度から 改正法成立: 日本経済新聞
「最初の一歩」としては大きなことで、その点では賛成だしすばらしいと思います。でも、育児って4週間では終わりません。むしろ本当に大変なのはそこからですよね。
家事育児に参加するため、夫が定時で仕事を切り上げて早く帰宅するとか、フレックスを使って働く時間を調整するとか、長い目で見ると、そっちのほうが大事な気がします。
……そういう制度って、実はすでに多くの会社にありますよね?
つまり、制度をつくるだけで活用されていないということ自体が、日本の社会の問題なのではないかと感じたりするのでした。
こんなことを言うのは、妻にもっとラクしてほしいという気持ちがあるから、だけじゃないですよ(それももちろんあるけど)。
夫が育児に参加する幸せを「会社の常識」のために捨ててしまうのは、本当に、本当〜にもったいないと思うからなのです。
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