昨年、1回目の緊急事態宣言が発令された頃は、コロナ禍で夫婦共に在宅勤務+休校中の小学生の子どもが「リビング学習」をしていました。
そのとき、「今の時代にリビング学習は、ちょっと問題ありかも?」と思うことがあったんですよ。
ある意味それもそのはずで、「リビング学習」って、15年も前に定義された言葉なんですって。
当時、家庭学習といえば「だまって机に向かうもの」でしたよね?
ところが、コロナ禍で小中学校のデジタル端末1人1台体制が加速。家庭学習でも活用するようになると、
……のですよ。
1、2はヘッドホンをしたり電子音を消したりといった対応でなんとかなるにしても、むずかしいのが3です。
そばで仕事をしている親が「さわがしいな〜」と思うのと同じように、授業中の先生&生徒には、こちらの生活音がさわがしいわけで、「リビング学習」の新たな課題だと感じました。
「音」以外にも、環境的な問題があって、たとえば
など、以前の「リビング学習」では考慮する必要がなかった事柄についても、気にする必要が生じています。
……といった変革の「元」になっているのが、「新学習指導要領」(小学校では2020年からスタート)だそうです。
個人的にICT活用には大賛成であるものの、今の公立小中学校の多くの教室や、多くの家庭の「リビング学習」スペース、そして多くの「住まい」そのものも、変化への対応途中ですよね。
この先、学校がどう変化に対応していくのか、そっと見守りつつ……自宅でできることがあれば、考えてみたいし調べてみたい。
「コロナ禍だからICT教育が加速した」という面もなくはないけれど、時代の流れとして、コロナが収束してもオンライン授業のような学習スタイルは、この先もっと浸透していくのだろうし。
というわけで、学習塾「知窓学舎」の代表で、建築士とともに「探究心を育む住まい」について研究されている矢萩邦彦先生にお話を聞いてきました。
>>>「リビング学習がベスト」は思い込み?! これからの時代を生きる子どもの「探究心を育む住まい」とは?【時間を生み出すヒト・モノ・コト】 – 片づけ収納ドットコム
矢萩先生とは、某大手建材メーカーさんを通したお仕事でご一緒させていただいたことがあるのだけれど、とにかくお話がわかりやすい&おもしろい^^
今回の取材では、学習環境そのものについてだけでなく、新学習指導要領が誕生した背景や、このさき求められる子どもの”学び”、親として何ができるか……など、さまざまなご意見を伺っています。よろしければチェックしてみてくださいね。
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小学生の息子がいます。私も気になっていたトピックでした!リフォームしたいと強く思うように変化しました。
ご兄弟がいる方はさらに大変だったのではないかと思います。コロナで独立したワークスペースを作ろうという記事は見たことありますが、子供の勉強部屋については見たことがなかったので、そうですよね!と膝を打ちました。リンクの記事もじっくり読ませていただきます!ありがとうございます!
宮田さま
はじめまして&コメントありがとうございます^^
そうですよね、コロナ禍でリビング学習に違和感を感じたご家庭は多かったと思いますが、それよりもまずはリモートワークになった親御さんのワークスペース確保が先決!ですもんね。
これから少しずつ、リビングでの学習環境も変わっていくことと思います。これまでの「リビング学習」がどのように時代に適応していくのか、わたし自身も楽しみにしているところです^^