なんだかこの頃、梅雨のジメジメ対策ネタが多いですが……。
実は、最近使い始めた殺菌消毒剤「塩化ベンザルコニウム」が猛烈によかったんですよっっっ。
「塩化ベンザルコニウム」というとわかりづらいけれど、一般によく知られている商品名だと「オスバンS」と同じもの。
いわゆる「逆性石けん」で、病院では手指や器具の消毒に、家庭では洗濯物についたニオイをとるために使う方も多いそうです。
こちらのサイトによると、効能および用法・用量は:
・手指の殺菌消毒
本剤を水で100~200倍にうすめた液(ベンザルコニウム塩化物0.05~0.1%溶液)で洗う。・創傷面の殺菌消毒
本剤を水で400~1,000倍にうすめた液(ベンザルコニウム塩化物0.01~0.025%溶液)で患部を洗うか、脱脂綿またはガーゼなどに浸して患部に軽く塗る。
手指の殺菌消毒同様に100~200倍に希釈することで、洗濯物の殺菌消毒だけでなく、
- 冷蔵庫の消毒
- 食器や調理器具の消毒
- 浴室の殺菌、防カビ(こちらによると、ピンクっぽい酵母の汚れに効くとのこと)
- 床や畳の殺菌、消臭(材質によって変色する可能性もあるので、テストしてから使用)
- ゴミ箱の殺菌、消臭
- トイレの殺菌、消臭
など、家庭内の掃除全般に使えるそうです。
うちではこれまで、犬さんが使うトイレ周りをオレンジオイル配合の洗剤で拭き掃除+アルコールスプレーで消毒していたのだけれど、梅雨のジメジメで何だか最近すっきりしない……。
ということで、「塩化ベンザルコニウム(10%)」を200倍に薄めた水溶液で掃除してみたら、驚愕!!! 掃除用洗剤でもアルコールスプレーでも落ちなかった、壁紙やタイルの隙間に入り込んでモヤモヤ残っていたニオイが完全にすっきりなくなったんです!!!
こちらによると、その理由は:
逆性石鹸はプラスに帯電しているので、マイナスのものに引き寄せられます。そして細菌やカビは、マイナスに帯電するタンパク質やセルロースが主成分。そこへ逆性石鹸を近づけると、陽イオンが細菌やカビの細胞表面に強く吸着します。そして、タンパク質やセルロースを変質させて細胞の構造を破壊し、殺してしまうというわけです。
つまり、化学反応を起こすことでニオイの元を分解しているため、ラク〜に消臭できる……ということかと思われます。
しかもこの「塩化ベンザルコニウム」、猛烈に安い!!! たとえば、わが家で愛用している酒造メーカーのアルコールスプレー「ドーバー パストリーゼ77 」が↓
1リットル約1,000円なのに対して、手に入りやすい「オスバンS」なら↓
原液600mlで約700円。200倍に希釈して使用するなら、殺菌消毒スプレー1リットル(原液5ml使用)を約6円で作ることができます。
それでも十分お安いですが、わたしが使っている「大洋製薬」の「塩化ベンザルコニウム(10%)」は500ml、300円※。1リットル、約3円で作ることができるのですよーーーっ!
※「塩化ベンザルコニウム」は様々なメーカーから販売されていて、ドラックストアなどで簡単に手に入ります。
そんなわけで、わが家の掃除用品のレギュラー入りを果たした「塩化ベンザルコニウム」ですが、ちょっとしたクセもあります。
- 毒性があるため食品には使えない(食器などに使う場合、十分なすすぎが必要)→食品周りではパストリーゼを使う
- 細菌やカビには強くても、ウイルスには効果がない→蛇口やドアノブの除菌にはパストリーゼを使う。さらに強力な除菌には、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液を使う
- 「逆性石けん」なので石けんのように汚れを落とすことはできない→汚れは掃除用や台所用の洗剤で落としてから使う
- 揮発性がないので、拭き跡が残りやすい→鏡やステンレスにはパストリーゼを使う
- 液が付着すると退色や変色の可能性がある→事前にテストしてから使う
- 高濃度液に触れると低温やけどする可能性がある→ゴム手袋を着用してから扱う
など……。
そんなクセを受け入れても余りある高いコストパフォーマンスだと思うので、手持ちの洗剤や薬品と併用して、うまく付き合っていきたいなと思っています。
こちらも参考に↑
ポチッしていただけると↓もうちょっと?更新がんばりますっ:)
にほんブログ村テーマ
狭くてもすっきり暮らす!スモールスペース
子どものお片づけ(無印・IKEA... etc.!)
片づけコンサルティングのご案内 コンサルティングに関するお問い合わせ、ありがとうございます。 現在、一部エリアへのご訪問もしくはオンラインでのコンサルティングをお受けしています。 ●ご訪問もしくは「Zoom」を利用したテレビ電話でのコンサルティング 16,500円(税込)/2時間程度 ●オプション)ご提案内容をまとめたプランシートをご希望の場合 + 16,500円(税込) 詳細&お申し込みはホームページで >>> key space
– – –
オスバンを洗濯乾燥機に使用しています
ヒートポンプ乾燥だと低温乾燥なので生乾き臭がしやすいのが気になって…
洗剤と混ざると(逆性せっけんのため)洗浄力が落ちるので洗濯機の柔軟剤入れに入れて使用しています
濃度はおおよそ200倍で使用していますが、時期によって多少変えたりもしています
他にも家中の掃除にも使えるから一家に一本あると便利ですよね
るるさん
その使い方! 検索しているときに知って、「なんて頭のいい方法だろう!」と感動しました^^
ちなみに、オスバンリンス?って、毎回使用されますか?それとも、必要なときに?
うちでもやってみたいなぁと思っています^^
乾燥機にかけるものにはほぼ毎回使ってますよ
乾燥にかけずに外干しor浴室乾燥のものは市販の柔軟剤を使うときもあります
梅雨時や臭いの強いものは濃度を変えたりして調節してます
毎回、コップにオスバン入れて水足して投入口へ!という感じです
面倒くさいかなと思ったのですが、逆に状況に合わせて変えられるのは便利です
ちなみに50%エタノールとの混合液を作って、窓のサッシ、排水口などカビや汚れが発生しやすいところにシュシュっとかけておくと汚れがつきにくいです
あまりに万能過ぎて好き過ぎて、オスバンの原液の匂いを嗅ぐとホッとします(変態)
無臭のはずですが私には微かに石鹸のような匂いがする…気がするんです(笑)
るるさん
ををを、毎回お使いなのですね!
そのお気持ち、なんとなくわかります! 無臭ゆえのよい香りって、ありますよね??? わたしも大好きです^^
エタノールとの混合液も、興味あります〜 挑戦してみたいです^^