12月9日(木)、10日(金)は、所属している「日本ライフオーガナイザー協会(JALO)」の年次カンファレンスでした。
本来は毎年、全国津々浦々で開催されるイベントなのですが、昨年につづいて今年もオンラインでの開催に(言うまでもなく、コロナのせいで)
初日は10:00から16:55まで、二日目は10:00から17:35まで(オンライン懇親会は18:00から20:00まで)と、丸二日間みっちり情報をインプットして、あらためて「片づけって、人生の根幹に影響するものだな…」と感じました。
登壇者も多かったので語り出したらキリがないのだけれど、深く印象に残ったことをひとつだけあげるとすると、ルポライター鈴木大介さん(2015年に脳梗塞を発症し、高次脳機能障害に)による、この言葉↓
脳の機能的に片づけられない人が
片づけられない原因は、「探せない」から。
探せない理由は、「ものが輪郭を失う」から。
探せるようにするには、「情報量のコントロール」が必須。
つまり、モノを「いかに収めるか」よりも「いかに探せるか」にフォーカスすることが大切ということなんですね。
これは多くの場合、「点」でモノを見ているとうまくいかないので、その人をとりまく環境を包括的に見ながら整えていく必要があるかと思います。
けれども、脳の機能に問題が生じると、そういった「俯瞰する力」がうまく使えなくなるというのも、片づけが困難になる一因とのこと。
そのため、脳のせいで片づけられず、日々の暮らしが回らない状態に陥ってしまっている場合は一度、第三者の助けを借りて、片づけられる=探せる情報量にまでもっていくことが大事だそうです。
鈴木さんの本↓
実は、日本ライフオーガナイザー協会には、そういった「慢性的に片づけられない(Chronic Disorganization: CD) 状態」の方への片づけ支援の専門資格、「CLO」というものがあります。
協会HPより:
ADHD/ADD(注意欠陥多動性障がい/注意欠陥障がい)、発達障がい、脳の機能障がい等が原因で慢性的に片づけができず日常生活に支障をきたしている状態の方々(Chronic Disorganization : CD状態)をサポートするための専門的な知識や技術を保持していると認定された(Certified)ライフオーガナイザーです。
わたしは資格を有していませんが、こちらから↓有資格者を検索できるので、お困りの方は相談してみてもよいかと思います。
>>>CLOメンバー紹介(ICD会員) – 日本ライフオーガナイザー協会
こうして書くと、いま片づけられている人には関係ない話に聞こえるかもしれないけれど、「脳の機能的に片づけられない」状態って、病気や怪我だけでなく、誰しも避けて通れない「老化」によって、万人が陥る可能性のあることなんですよね……。
さらに言うと、ものをラクに探せるようにするために「情報量のコントロール」が必要な人というのは、脳の機能障害の有無に関わらず、大勢いるんじゃないかと感じます。
実際のところ、わたし自身もそうで(もちろん文脈は違うけど)、自分にとって情報過多な空間にいると、ものを探せないどころか、それだけで酔ってしまい、脳が疲れることが多々あります。
(たとえば、古くからある公民館的なところに行くと情報が多すぎて疲れるから、脳を閉じてやり過ごしたりする)
片づいていない状態って、きっと誰にとってもしんどいし、片づいている状態の癒し効果は、思っている以上に大きいのだと思ういます。
……なんだか話が逸れました(詫)
カンファレンスでは、そんな真剣な考察ばっかりしてたわけじゃありませんよ(汗)
毎年楽しみにしている、渡邉奈都子さんによるクロージングワークショップでは、横の繋がりを楽しむチャンス↓もいただきました。
懇親会も楽しかったし↓
オードブルと共に届いた「格付けチェックBOX」で格付けチェックにも参加↓
いや〜おもしろかった^^
……今年もまもなく終わります。
微力ながら、来年も引き続き片づけにお悩みの方をサポートしていけるよう努めていきたいと、気持ちを新たに誓ったカンファレンスでございました。
(これが今年最後のブログみたいになってしまったけど、たぶん違います…汗笑)
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