片づけの本やブログを書いていると、「どんな収納用品でも使いこなせる人」だと思われることがあるのですが…。

実は、わたしにはいくつもの「使いこなせない収納用品」があります。ものによっては、「え、それ使えないの？」と片づけ仲間に驚かれる始末で…。

そんなわけで今日は、わたしが使いこなせなかった収納用品とその理由をご紹介してみたいと思います。

まずひとつめがこちら：

半透明のスライダーバッグです。

無印良品　EVAケース・ファスナー付

わたしが持っているのは無印のものですが、100円ショップなどでもよく見かけると思います。

書類を保管したり、小物をまとめたりするのに使用している方も多いこのバッグ。わたしも以前は、カードの利用明細や送り状の控えといった、小さめの書類を分類して保管するため、いくつか使っていたことがあります。

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さすがにロングセラーの人気定番商品。使いこなしている人のなんと多いことか…↑

…が、わたしは使いこなせませんでした。改めてその理由を考えてみたところ：

1. 明細や送り状を入れるため、スライダーを開ける必要がある（ひと手間かかる）
2. 少し大きな明細や送り状は、きちんと折らないと入らない（さらにひと手間かかる）
3. 明細や送り状を入れたあと、スライダーを閉める必要がある（またしてもひと手間）

これが面倒で面倒で…。

それで、小さめのクリアケースに分類して収めるスタイルに変えたところ：

1. スライダーを開けずに明細や送り状を入れられる
2. 多少大きい明細や送り状でも、そのまま入れられる（はみ出してもOK）
3. 最後にスライドを閉めなくてもいい

と、３つの手間がいっきに解消！　ストレスなく明細や送り状を管理できるようになりました。

そんな理由でバッグがあまってしまったので、何か別の使い道は…と、小物入れにしてみたこともあるんです。これもやっぱりだめでした。わたしは無印のスライダーバッグしか使ったことがないので、この商品に限ったことかもしれませんが：

1. 微妙に中身が見えづらいため、ラベル必須（めんどくさい）
2. マチがないうえ意外と硬さのある素材なので、入れるものを選ぶ
3. わたしの扱い方が荒いため、EVA素材の表面がすぐ変形する…

というわけで、やっぱり使いこなせませんでした。

小物の整頓で、わたしが現在落ち着いている収納用品はこのふたつです：

無印良品　パラグライダークロスダブルファスナーケース

旅行用品や外出先で使うケーブル類など、主に「持ち歩く小物」を入れるのに使っています。表面がメッシュなので、多少濡れてもすぐ乾きます。とくに水回りで使うシャンプーや歯ブラシなどをまとめるのに便利！

1. 中身が見えるからラベル不要
2. 自由に変形するやわらか素材なので、入れるものを選ばない
3. 長持ちする

ジップロック Ziploc スライダーバッグ 140枚 イージージッパー

こちらは食品だけでなく、ケーブルやおもちゃ、文具ほか、ありとあらゆる小物の分類に使っています。コストコ通？の友人に教えてもらったアイテムですが、わたしはコストコ会員ではないためネットで購入しています。

1. 中身が見えるからラベル不要
2. マチがあるから、意外と入れるものを選ばない
3. 素材の耐久性は低めだけれど、安価なので割り切れる

インテリアのことや収納・家事の効率化について、1日24時間1年365日、無意識のうちにずーっと考えているような人（＝わたし）にでも、扱いきれない収納用品があるのだから、「片づけがむしろ好きになれない」と思っている人がひとつふたつ使いこなせない収納用品があっても、まったく不思議なことではないと思います。

だからこそ、

1) 使ったことのない収納用品を買うときは、まずは１つだけ！（拙著にも書かせていただいたとおり、わたしもできていないことが多いのですが…）
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2) 「試用期間」を設け、自分との相性を見てみる。
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3) 「合う！」「使いやすい！」と思ったら、必要な数を揃える。
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4) 「合わない！」と思ったら、自分がなぜそのアイテムを「使いづらい」「めんどくさい」と思うのか考える。
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5) その問題点を解決してくれる収納用品を探す。（1へ戻る）

という流れが大事なのかもしれませんね。無理にものに合わせた暮らしをするのは辛いので、改めて自分自身、気をつけたい…と、この記事を書きながら思った次第です。

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