もの選びにはまぁまぁ慎重な方ですが、買ってみて、使ってみてから「あ!」と思うことも、もちろんあります。
たとえば、この↓入居時に買い替えた冷蔵庫。
実は、ちょっぴり失敗だったポイントがあります。
「冷蔵庫は1日使えないだけでもすごく困る。突然壊れたら、気に入るものがなくても多少価格が高い時期でも、即買わないといけないので、余裕を持って買い替えたほうがいいよ」
という話を聞いて、冷えが悪くなった無印の冷蔵庫(東芝のOEMで、375リットルのもの。10年前に購入)を、入居時に思い切って買い替えたんですよ。
その際、こだわったのは:
1)野菜室が真ん中
冷凍室より野菜室のほうがよく開閉するし、重い野菜をしゃがんで出し入れするのは負担が大きいから(これまで使っていた冷蔵庫も野菜室が真ん中)
2)幅685mmまでで、容量400~500リットル
幅は設置スペース上の制約。これまで容量375リットルで問題なかったものの、新しい冷蔵庫も10年は使うと考えると、大人2人+中学生男子1人分くらいの余力はほしい。
3)見た目がシンプル
オープンキッチンに置くため、複雑なデザインの冷蔵庫は厳しい。特に個人的な趣味の問題で、引き出しの「取っ手」部分に目立つデザインが入っていないものが好き。
の3つだけでした。
なのに……ない! 驚くほど選択肢が少なくて驚きました。
冷蔵庫市場では「冷凍室まんなかタイプ」が増え、2009年には「野菜室まんなか」を抜いています。なぜ「野菜室まんなか」が減ったのか。同社は省エネ目標値の達成に向けたメーカーの取り組みを理由の1つと推定。冷凍室や製氷室など同じ温度帯を1ヵ所に集めることで冷却効率を高めようとしたものと考えています。
と、知らぬ間に「冷凍室が真ん中」が一般的になっていたんですね(汗汗)
といっても、真ん中野菜室タイプもないわけではないので、家電量販店を何度も訪れ、冷蔵庫売り場を隅から隅まで見て、数少ない選択肢のなかから「もっとも条件に合っている!(というか、見た目ではこれしかない!)」と思った、パナソニック、Jコンセプトの「NR-JD5103V」を購入することにした次第です。
大型の野菜室が真ん中で、幅は685mm。おまけに、見た目が気持ちよくシンプル! あえて言うなら、両サイドのシャンパンゴールドみたいなラインはいらなかったけれど、写真で見るほど実物では目立たなかったので許容範囲としました。
さらには、
- 10年前の機種より省エネ効率が高くなっているため、容量が375リットル→505リットルに増えたのに、年間消費電力量はほぼ同じかそれ以下。
- 野菜室が大きいため、お米10キロを庫内で保存できるようになった。
- 庫内が明るい&ガラストレイなので、中が見やすい。
のも、うれしいポイント。
が、残念ながら失敗だったポイントが2つあったんです。ひとつはコレ↓
スペースいっぱいに設置しすぎて、フレンチドアが開けづらい!
購入時から懸念事項ではあったものの、こだわりポイントをクリアする片開きの冷蔵庫がなかったうえ、一応スペック上↓は問題ないので油断しました。
実際に使ってみてわかったことだけれど、フレンチドアの冷蔵庫って、左右に180度オープンできるゆとりがある空間でこそ、便利なものなんですね〜。うちの狭小空間では90度ちょいオープンにしかならず、毎回ほそーくなりながら中のものを出し入れしています。
そして、もう1つのポイントは設計上の問題です……。
なんと、野菜室内のプラ引き出しが大きすぎて、野菜を立てて入れられないんですよーーー! これまで冷蔵庫に「野菜は立てて収納が普通」だと思っていたので、入れられないことが判明したときは驚きました。
などと、ぶーぶー言いつつも、優先順位的には:
こだわりポイント3つ > 失敗ポイント2つ
なので、多少難点があっても「あばたもえくぼ」状態。人間て慣れる生き物なので、開閉のたびにほそ〜くなるのも、野菜を寝かせて収めるのも、気づけばすっかり「そんなもん」になりました。
……でも、次に買い替えるときは(10年以上先?)、こだわりポイント4と5に、「右開き」「野菜室に葉物野菜を立てて入れられる」を加えているかもしれませ〜ん(そのときまでに、選択肢が増えていることを祈りつつ)
こちらも参考に↑
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