インテリア雑誌やPinterestなんかで、空間全体にバランスよく家具を配置している、すてきなリビングをよく見かけます。「部屋の真ん中に家具を置けるのは、家が広いからかな?」と、最初は思っていたのだけれど、よく見るとそうでもない。
マンハッタンやパリ、ストックホルムのせま〜い部屋でも、壁際にすべての家具を寄せている家は少なくて、たいてい空間全体を埋めるように家具が分散しています。ソファがリビングの中心にある、おしゃべり大好き「ラウンジ文化」がルーツにあるからかもしれませんね。
やっぱり「洋室」では、空間に対して小さすぎず大きすぎない家具がバランスよく配置されているほうがおしゃれさんに見える気がします。
マンハッタンの小さなホテルのラウンジスペース↓ 家具の間をすり抜けて通る感じだったけど、とってもコージーでした。
一方、東京のせま〜い部屋でよく見るのは、壁際に家具を添わせたスタイル。部屋の真ん中をすっきり開けておくのは「床の間文化」もしくは、ひとつの部屋をちゃぶ台を置いてダイニングにも布団を敷いて寝室にも使う「多目的ルーム文化」もルーツにあるのかもしれません。
壁に沿って家具を置くと床がたくさん見えるから広く感じられるし、掃除もラク。空いたスペースを多用途に使えるから、おしゃれさん度は低くとも合理的だなと感じます。
前の前の住まい(旧居)でも、なるべく家具を壁際に寄せて空間を広く(といっても狭いけど)使っていました↓
(あ、息子くんが寝てて失礼)
自宅のインテリアなのだから、どちらがよいか悪いかではなく、どちらが好きか嫌いかで選べばいいんだと思います。
わたしは、どちらかというと狭い部屋でも真ん中に家具を置くのが好きです。好きなんです。好きなんだけど、そのときの間取りやライフスタイルによって、どちらが自分達にとって暮らしやすいかというと、必ずしも真ん中バージョンではなかったりします。
だからときどき家具の配置換えをして、「しっくりくる」バランスをチェックしてみたりします↓
前の住まい(仮住まい)では、壁面に大型シェルフを並べた都合上、部屋の真ん中も使って家具を配置↓ これはこれでよかった。
今の住まいでも、部屋の真ん中にちょっと家具を配置しています↓
最近、ソファとテーブルを入れ替えた↓ので(理由は次回)、ますます部屋の真ん中に家具があって、自分比で「居心地がいい」感じ。
でも改めて思うのだけれど、東京的な住まいで、部屋の真ん中に家具を置くのってバランスがむずかしい。どうしても、ひとつひとつのものが小さくて、こまごましてしまうからだと思います。かといってこれ以上、大きな家具を増やしたくない(そもそも入居する際、テレビとAVボードを手放してるし)。
いっちょ、ラグでも敷いてみるか?と思ったりもするのだけれど、タピオカのうんピーピー問題直後では不安……(おかげさまで固まりました。ご心配くださったみなさま、ありがとうございます。拝)。となると、大きめのアート作品でも飾ってみるかな?
などと、妄想が尽きない日々なのでした。あぁ、家づくりって、つくづくおもしろい。
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私もPinterestで海外インテリアの画像眺めてますが、その観点は気づかなかったです!
壁面に家具を置くことを空気を吸うように当たり前に考えていて、「壁面がないからもう家具は買えない」とか瞬きするように当然と思ってました。確かに広さと居心地の良さは必ずしも相関しないですよね。
この考えが取っ払えると、レイアウトの自由度があがり楽しそうですが、なにかアイテム買っちゃいそうです。ちょっと怖い(笑)
でもせっかくなので意識して壁から離すレイアウト色々考えてみたいと思いました!
ケイコさん、こんにちは^^
そうなんですよ、そうなんですよ。人って、思っている以上に、「そういうもんだ」と信じていることが多いんですよね。わたしもときどき、そのことに気づいて愕然とします。
んまぁ!!! なんて危険な!(そして楽しい!)考え方でしょうか! でも、妄想するだけは自由よ。楽しんでくださいね〜^^(なにか買ったら教えてください、うふふ)