タイトルの通りなのですが、59平米から55平米の住まいに引っ越して、「より狭い家に引っ越すと、荷物が溢れませんか?(溢れませんでしたか?)」といった質問をされることが、よくあります。結論はというと……
「溢れますが、溢れません」
です。
溢れる分は、リサイクルショップに出したり譲ったりして減らしているので、そのままスライドしていたら溢れていたと思います。でも、それ以前に、そもそも「どうやってもものが収まらない部屋」を選んでいないという背景があるんです。
家族で暮らしていると、現在の状況から「非現実的にものを減らさないと住めない部屋」を選ぶのは、リクスが高いと思います。
なのでわたしは、「アレとアレとアレを調整すればなんとかなるな」と現実的な算段ができることを、今より狭い家に引っ越す条件にしています。これまでにも何度か住まいをダウンサイズした経験を経て学びました。
そしてこれは間取りの不思議というか、空間の面白さなのだけれど、ものが収まるかどうかって住まいの面積の問題、収納スペースの容量の問題だけじゃないんですよ。たとえば、今より広い部屋、収納容量の大きい部屋に引っ越しても、間取りが悪ければものが心地よく収まらないことって往々にしてあります。
逆に、空間的には狭くなっても、間取りや収納がよければ最低限の調整だけで快適に暮らすことができるから、住まい選びっておもしろいなぁとつくづく思います。
それでわたしが、どうやってものが収まるか否かを判断しているかというと……。
手書きです(アナログ!)
まずは、現在の住まいと引っ越し予定の住まいの間取り図をじっと見比べ……。たとえばキッチン関連、掃除関連、衣類関連、おもちゃ関連など、動線を妄想しながら、ざっくりと収納場所をグルーピングします。そのうえで、現在の収納スペースに収まっているものを、引っ越し先の収納スペースに一対一で割り振っていくという地味な作業をします。
ここでいい感じに収まれば、引っ越し後に大慌てすることはまずありません。配置図のとおり黙々と作業すれば、たとえば今回の引っ越し(59→55平米、家族3人+犬1匹。荷物多め)の場合、1週間かからず落ち着きました。
家探しでは、「いいな」と思った物件があったら事前にこの作業↑を脳内で行って、「いけそう」だと思った場合のみ内覧にいくようにすると、住めない部屋を見に行ってしまう無駄も省けます:)
この割り振りをせず引っ越してしまうと、引っ越し後、長い間、荷物に囲まれて不自由な暮らしをすることになるので(←恥ずかしながら経験済み)、引っ越し前に落とし込んでおくことが、とても重要なのだと思います。あとで見直そうと思って「とりあえず」収納してしまうと、その「あと」というのがなかなか訪れず、不自由な暮らしが長引きがちです(←もちろん経験済み)
そんなわけで、狭い家に引っ越してもものが溢れないのは、魔法でも手品でも偶然でもなく、地味〜でアナログ〜な事前準備のおかげ、なのでした(汗汗) 華がなくてすみませんっ!
ちなみに、わたしが長年愛用しているノートは、無印良品の再生紙ダブルリングノート・無地A5・ダークグレー。横罫や方眼といった「線」が苦手なので、いつも自由〜!な無地をセレクト:) 書き心地も好きです。
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さらに小さいお部屋に引っ越すためには準備があったのですね。私も今より狭い家に引っ越してみたいなと思うのですが、子ども(0歳児)の成長と共に1か月単位で持ち物が急激に変化するのに恐れをなしていて踏み切れません・・・。それでもこちらの記事はとても参考になりました^^
眠らぬ母さん、とってもうれしいコメント&1日1ポチをありがとうございます:) 励みになります:)
そうなのですよ、狭い家を選んで引っ越しているわけではないのですが、他の条件を重視したら、結果的に広さは二の次になり……。
眠らぬ母さんのお子さんはまだ0歳なんですね。おっしゃるとおり、3歳くらいまでは持つモノが激変すると思います。状況が許すなら、落ち着いてから引っ越すのもアリかもしれませんね:)