クローゼットを整えるにあたり、「まず、これだけはっ!」と思っていることのひとつが、ハンガーを統一することです。
収めた衣類の肩のラインが揃うと、クローゼット内の無駄な凹凸が少なくなります。すると、省スペースで衣類を収納できるだけでなく、見た目だって美しくなるし、そのおかげで毎日着る服も選びやすくなります:)
わが家で使っているのは、ハンガー界のサラブレッド「マワハンガー」です。職業柄、収納の実験的な意味合いもあって、2年ほど前から愛用しています。
本当〜にすべらないハンガーなので、とろみシャツだのボートネックのカットソーだの、普通だったらハンガーにかけづらいニットだって、なんでもかんでもかけられます。
オンシーズンの衣類をすべてハンガーにかける収納に移行できたので、毎日の服選びが本当にラクに、楽しくなりました:)
が!
マワハンガーは、必ずしも万人に向いているハンガーではないように思います。2年ほど使ってみて、むしろマワハンガーは、「使う人をかなり選ぶ収納用品」なんじゃないかとさえ感じているんです。
理由その1)すべらない素材。だから、はがさないといけない!
一般的なものだと、かけた衣類を引っぱるだけでスルッとハンガーから外すことができますよね。
でも、マワハンガーはすべりません! クローゼットからわざわざハンガーごと衣類を取り出して、“はがす”ようにしないといけないので、急いでいるときはイラッとします(汗)
理由その2)すべらない素材。だから、くっつく!
ポリエステルやキュプラといった裏地のついたジャケットやコートは、マワハンガーにくっつきます。ある日、マワハンガーにかけられた夫のジャケットの様子……↑(ひきつってます…汗汗)
ハンガーのうえをすべらせながら衣類をかけることができないため、マワハンガーに半身ずつ“のせる”ようにかけないといけません。
衣類がハンガー上ですべらないので、一回でベストポジションにかけられなかった場合、一旦外してからのせ直す手間も必要になります。
理由その3)すべらない素材。だからホコリが吸着する!
ハンガー表面に施されたノンスリップコーティングは、ゴムのような感触です。そのせいか、使っているうちにホコリがピタッと吸着します。はたきで払った程度では落ちないので、濡らしたぞうきんなどで、定期的にしっかり拭かなくてはいけません。
ゴム素材と同じように、経年で表面に“曇り”も発生します。上の写真は左側がしばらく拭いていない状態、右側が拭いた直後。左側のくすみが見えますでしょうか?
特にわが家のマワハンガーはブラックなので、ホコリが目立つのが難点。そうじ嫌いな人は、色選びでも注意が必要そうです。
そんな扱いづらさがあってもなお!使ってみたいと思った場合、まずは1〜2本程度(数ヶ月間)試用してみて、「使える!」と確信を得たうえで、数を揃えることを、心からおすすめいたします〜。
以前、マワハンガーについてご紹介した記事はこちら:
・MAWAハンガー(マワハンガー)の選び方と、実録!ビフォー&アフター
日刊住まいでは、マワハンガーのメリットとデメリットについて紹介しています:
・片付けのプロだから分かる!すべらない「マワハンガー」のメリット&デメリット
よろしければ、あわせてチェックしてみてくださいね:)
「マワハンガー 選び方」で検索して、このブログにたどり着く方が多いので、一度きちんとデメリットについてもご紹介しておきたく、まとめてみた次第です:)
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いつも拝見させていただいています。本も読ませていただきました。マワハンガーについては、実質失敗した者です。。。
書かれている理由その2)のところで、まさにコートの裏地がキュプラになっていて、マワハンガーがくっつくため裏地が破れるという悲劇に…。
自分に合った収納用品を見つけるのって難しいですね。
chiaki5674さん、コメントをありがとうございます。
ブログをいつも見ていてくださっているとのこと、そして拙著もご覧いただいたとのこと、うれしいです(感涙)
ところで、マワハンガー。えーーーっっっっ!!!ですっっっ!!!
裏地が破れるなんて、ショックですよね……。自分に合えば問題ないのでしょうが、それでもつくづく”誰にでも”すすめられる商品ではないことを痛感しました。
ほんとに、自分に合った収納用品を見つけるのって、むずかしいです…。わたしもしょっちゅう失敗しています。勝率3割、いっていない気がします(汗汗)